愛は百薬の長

わんわんにのちゃんを愛でる @619O319

MY LIFE IS MY MESSAGE

いつかの国立競技場、8万人の前で櫻井翔という人は歌に乗せてこう言い放ちました。
「俺の人生は俺のメッセージだ」と。


NEWS ZEROが10周年を迎えた昨日。つまりそれは、翔さんが"キャスター櫻井翔"になって10年経ったということでもあり。そんなときふと今回の記事のタイトルにもしている

MY LIFE IS MY MESSAGE

というフレーズが浮かんで、この人の根本はこれなのかなあ、なんて思ったりした。

思えば、翔さんは確かに"伝える"ことを多くしてきた人で。それは、アイドルとして、キャスターとしてだけじゃなく、時にはアーティストとして、作詞家として、そこで起こっていることを、自分の考えを、発信することの多い人。と同時に、"伝える"ことの持つ力とその大切さをわかっている人。


少し話は変わるけれど、わたしの家は小さい頃からニュース番組かクイズ番組が常日頃テレビについている家だった。よく考えてみれば、物心ついた頃から夕方は必ずニュース番組を見ていた(といっても流し見)し、それが普通だったように思う。そのお陰で、子供ながらに時事問題には強かったし、教えられた覚えはないのに何故か博識だったりして友達に「物知りだね〜」と言わしめるわけなんだけど。


小学校高学年になって、少し遅い時間まで起きていられるようになった頃、23時になるとほぼ毎日必ずNEWS ZEROが寝室に流れていて。まあ、熱心に見るようになるのはそれから2年後、わたしが嵐ファンになってからのことだけど、その頃から薄ら、月曜日は嵐の櫻井くんが出てるんだ、という認識はしていました。

察しの良い人はもうお気づきだと思うんだけど、そんなニュース流し見勢のわたしがニュースを熱心に見るようになったきっかけは、紛れもなく櫻井翔その人でした。嵐ファンになって、しかも櫻井担になって、きちんと"キャスター櫻井翔"という意識を持って最初にイチメンを見たとき、すごいわかりやすい説明だなあ、って思ったのを今でも覚えてます。

それまで、ニュースは何となく見てるだけだったし、なんか小難しいものだと勝手に決め付けていたわたしに「ニュースってそんなに難しくないよ」って優しく教えてくれたのは翔さんでした。

僕の言葉には聞く耳を持たなくても、櫻井くんの言葉なら聞こう、という人はいっぱいいる。

NEWS ZEROのシンポジウムで、メインキャスターの村尾さんがこう仰ったらしいんだけれど、正にその通りだと思う。決して村尾さんの言葉に誰も聞く耳を持たないとかそういう意味じゃなくて、翔さんだけじゃなくて他のタレントさんも然り、その人がいるからこのニュース番組見てみようかな、この人が解説してるし聞いてみようかな、って人も少なくはないっていう意味で、わたしも7年前そのうちのひとりだったから。お堅いイメージを持たれがちなニュース番組を見る"良い入口"としての役割を、翔さんを含むタレントさんたちは担ってて。


だけど、そういう重要な立場だからこそ、そしてジャニーズ初のキャスターだからこそ、なんだこの程度かと言われないような努力が出来るのも櫻井翔という人で。日頃から何紙も新聞を読んだりだとか、自分の担当するニュースについて入念に調べ上げたりだとか、そういう翔さんのキャスターとしての姿勢って、本職のキャスターさんたちにも全然負けてなくてかっこいい。"アイドル兼キャスター"じゃなく"ひとりのキャスター"として、真摯に、ひたむきに報道番組に関わる姿は本当に眩しいくらいで、当初言っていたようにずっとやりたかったことなんだって思う。


番組中はキャスターのスイッチを入れて、ぴしっとしてる癖に、嵐のコンサートの映像が流れると少しはにかむところとか、ラルフさんに嵐ネタでいじられると恥ずかしそうに、だけどちょっと嬉しそうにするところとか、キャスターとしてその場にいるのにアイドルの部分も忘れてないよって見せてくれるの、本当に嬉しいよ。

そして何より、キャスターとしてやってきたこれまでの10年がきちんと評価されていること、その上でアイドル、タレントとして、そして嵐としての次の仕事に繋がっていることが嬉しくてたまらないです。こういうのを点が線になる感覚って言うのかな。


ジャニーズにカラコンを持ち込んで、ドレッドヘアも持ち込んで、へそピまでして。ジャニーズの風雲児なんて言われた翔さんが、スーツを着てネクタイを締める現場に就いて10年。

休日も予定を詰めて、旅行のスケジュールは分刻みで、予定通りに行かないと少し焦ってしまう。そんな翔さんが、時には予定通り行かないこともあるような仕事を、もう10年。

人生ってどうなるかわからない、なんて言うけれどまさにそう。だけど、櫻井翔じゃないと伝えられないニュースがある。櫻井翔だからこそ伝えられるニュースがある。

これからも翔さんらしい言葉で、翔さんにしか伝えられないニュースを伝えてくれるキャスター櫻井翔を楽しみにしています。

これからも、"迎合せず ただマイペース"にあなたのペースで進んでください。あなたの人生に乗せて、色んなメッセージを届けてください。

じゃあ最後に。翔さん、キャスター10周年おめでとう。