愛は百薬の長

わんわんにのちゃんを愛でる @619O319

21歳社畜ジャニオタがスタバ店員に恋して救われた話


今回はタイトル通りジャニーズ全然関係ない、完全自己満記事です。自己満記事なのでもしかしたらいつか消すかもしれないし消さないかもしれない。



さて、本題に入る前に改めて自己紹介しておきます。

名前 みづき
年齢 21(大学4年)
その他
嵐担10年選手の二宮担
大学2年のときに始めたバイトの社畜
社員並にシフト入れられている完全社畜

今回はそんなわたしが、色々あってよく行くスタバの店員さんに恋して勝手に救われた話です。
彼にはずっとお礼を言いたかったのですが、もう言える機会がなさそうなので文字に起こします。


もし心当たりのある地方のスタバ店員さんがいたら、このことは心にそっと閉まっておいてください。




今年の夏。というか正確に言うと夏前。
わたしはバイトと就活に板挟みにされていました。


2年生のときにホール勤務で入ったカフェのバイトでしたが、当時から万年人手不足のような店舗で、まあ2年も働いているとベテランですよね。

今年の夏で、働いている長さ的には上から3番目くらいになってしまって。うちのお店はカフェの店舗が2店舗あって、そのどちらにも店長がいるので、その2人を除けば実質トップ。そういう役職はないにしろ、バイトリーダー的な扱いをされていました。
この話は少しだけ彼にも話したことがあります。


元々ホールで入ったと書きましたが、去年の秋〜冬にかけて何故か流れでキッチンもすることになりました。これは本当に謎。

実家暮らしなので料理は殆ど母に任せていましたし、キッチンとは無縁の生活をしていた21歳女子、バイト先でやることになったキッチンに悪戦苦闘。それでも何とか形にして、お客様に提供できるクオリティのものが出来るようになり、4年に進級する頃にはわたしひとりで店を回すこともしばしば。



そんな中就活も始まってしまい、5月にはお店のほうも平日はひとりでお店のオープンからクローズまでをこなすようになり、就活も相まって体力的にも精神的にも結構参っていた気がします。


そして6月のある日。事件が起こります。
この日も朝から夜までひとりのシフトで、結構忙しくしていたのですが、お昼すぎくらいにかき氷を作っていたら、突如ブレーカーが落ちてしまったんですね。

ブレーカーの位置は聞いたことがないので知らないし、というかわたしは普通に勤務してただけで何もしてないし、でもお客様はざわついているのでとりあえず「失礼しました」とお詫びして、近くの姉妹店にいた店長に電話して来てもらいました。


で、その店長が店に着くなりわたしに言ったんです。

「何しよったん?」

って。いや、いやいや、何しよったってわたし、普通に勤務してただけですけど。普通にかき氷削ってただけですけど。ていうかそれ、元々ホールで入ったのに人手不足だからってキッチンやらせて、出来るようになったからって店をひとりで回させてるバイトに言うセリフですか??


まあ、姉妹店も忙しかったんだろうし、店長も休みなく働いてるの知ってるから何も言えなかったですけど。この日はとりあえずしんどかった。



で、こういうしんどいことって何故か続くんですね。
実は6月の初めに新しくバイトが入ってきてくれていて、その子たちの教育係もやってたんですけど、これが地味に大変で。


何が大変かって、うちの店の店長(さっき出てきた店長とは別の店長です)がめちゃくちゃ気分の人なんですよね。仕事は出来るんだけど。

そんな店長のもとで、自分の仕事(接客、レジ、洗い物)をこなしながらホールの新人ちゃんたちに仕事を教えて、その子たちがミスして怒られたら萎縮しちゃうからとフォローもして、もうてんやわんや。

なのに店長には「みづきちゃんキッチンも出来るんじゃけぇ、ホールとキッチン半々くらいの気持ちでやって!」って怒られるんですよ。

いや、新人ほぼ何も出来ないから.......と思いつつ、仕方なくキッチンに入ったら入ったで、キッチンでも「遅い」とか怒られるんですよね。そりゃあんたは専門出てるからな!こちとらただの学生やぞ!と思ったりしてたら新人ちゃんがミスって結局またわたしが怒られるんですよね。


こんな感じの無限ループだった夏前。
そんなこんなで、ジャニオタの皆さんにはおなじみ、MUSIC DAYの前日に蕁麻疹が出てしまいまして。
病院行ったらストレス性かもですね〜って言われて、そりゃそうだわ(笑)と思いました。



でもシフトは待ってくれないので、いかに日々のストレスを軽減させていくか。そこで辿り着いたのがスタバだったんです。めちゃくちゃ安直ですが、甘いものを摂取しよう!と思って。


バイト帰りに必ずスタバに寄る習慣をつけたら、結果的に週5〜6でスタバに行くようになりました。

そんなスタバ通い生活(?)の中で、出会ってしまったんです。彼に。第一印象はめちゃくちゃ穏やかそうな人だな〜でした。

髪の毛はふわふわで、話し方も丁寧で穏やか、ちょっと抜けてるところがあって、スタバの緑のエプロンが死ぬほど似合う男の子。最初は好きとかじゃなくて、ほんとに癒しだな〜って思って見てました。


そしたらある日、その子が茶髪から黒髪に変えてて。
興味本位で話しかけたんです。

「何か雰囲気変わられました?」って。
「えっ僕ですか?」ってびっくりされてたけど、
「就活とかですか?」って聞いたら、
「そうなんですよ〜 それで不安になりながら来ました」って。


黒髪にしたことを不安になりながら来たのも可愛いし、それを常連とはいえあんまり話したことない同世代の女性客に言うのも何か抜けてて可愛いし、とにかくこの日、間違いなく恋に落ちてしまいました。

が、冷静に考えてわたしが逆の立場だったらめちゃくちゃ怖いな!と思ったので、この日は雨の中「いやさすがに踏み込みすぎたやろ.......」と自責しながら30分以上かけて徒歩で帰りました。この時点で重いな?



そこからは彼目当てにほぼ毎日通い詰めて、他の店員さんにも顔と商品覚えられて、彼にも話しかけてもらえるようになって.......楽しいスタバライフを過ごしてました。


(この間も蕁麻疹で病院に通っていたのですが、例の店長に病院に通っていることを言うと「まだ病院行っとるん?!」と言われたり、教えられてもない&わたしが知る由もないことをできてなかったら「ずっと言おうと思っとったけど、ほんとに気が利かんよね」と言われたり、ご飯に連れて行ってもらった(少しわたしも払ったけど)翌日にお礼がないことに関して「そういうのが出来ん子だなと思ったけぇ、誘いたくなかったんよ」と言われたりしていましたが。)(思い返すと酷いな。)


ていうか店長酷すぎて、この時期ほぼ毎日何かしらの鬱憤ともやもやを抱えていたので、毎日辞めたいと思っていたし、家でめちゃくちゃキレてたし、そんな自分も嫌で情けなくて泣いてたし、でも辞めたら後輩たちに被害が行くのは明白だったので辞めるに辞められなかったし、地獄でした。


でも、スタバに行くと彼だけはいつも言ってくれたんです。

「今日もお仕事だったんですか?」
「お疲れ様です」
「ゆっくり休んでくださいね」

って。あのふにゃふにゃの優しい笑顔で。
もはや彼に会いたくてバイトに出てました。


夏にいつも頼んでいたカスタム、ホワイトモカシロップ変更とチョコソース変更のキャラメルマキアート

いつか「いつもこれですよね、お気に入りなんですか?」って聞かれたことがあって。
「めちゃくちゃ甘いんですけど、疲れた体に染み渡ります!甘いのが!」って言ったんですけど、わたしが癒されてたのは間違いなく彼ですし、疲れた体に染み渡ってたのは彼の「お疲れ様です」でした。



バイトが忙しいか聞かれたこともありました。
働き始めた当時、友達に言ってもみんな知らなかったようなちょっと隠れ家的なお店なのに、お店の名前を言うと「ああ!わかります!」と言われたので勢いで「ぜひいらしてください!」って言ったら「はい〜」って言ってくれて、その日からはいつか来てくれるかもとバイトがちょっぴり楽しくなりました。



秋になって、また店長に理不尽に怒られたことがありました。もやもやしながらスタバで過ごしていたら、わたしの近くのテーブルを拭きに来た彼と目が合って「今日もお仕事だったんですか?なんかほわぁ〜っとされてたので」と言われて、もやもやがほわぁ〜になって、心が軽くなりました。



空気が冷たくなり始めた頃、休憩中、レジに並んでいた彼と目が合って「今日は元気ですか?」と聞かれたことがありました。連勤が終わったと思ったらまた連勤が始まったことを伝えると「なんでそんなに働くんですか?」って聞かれたり、帰ろうと思って席を立ったらダストボックスのところでわざわざ待ってくれていて、明日も来ますと伝えたら「じゃあ明日もお待ちしてます」と笑顔で言ってくれました。


次の日もバイトが忙しくてへとへとになってスタバに行きました。寒くなってきたので、温かいものでオススメありますか?と聞いたら「甘いのお好きでしたよね?ホワイトモカとかどうですか?」とオススメしてくれました。カスタムするかも聞かれたのでそれもオススメを聞くとチョコソースを勧められたのでそうしたら、「じゃあチョコをチョコっとかけときますね!」って笑わせてくれました。(これに関して本人は「そんなつもりじゃなかった」と言っていましたが)


ほかにも、わたしがいつもテイクアウトするものを覚えていてくれたり、いつもと違うものを頼むと珍しいですねと話しかけてくれたり。



ほんとうに、毎日の癒しで、心の支えでした。
地獄のようなバイトを乗り切れたのは、辞めずに頑張れたのは、彼の笑顔に会いたかったからです。

不純な理由だと思われても仕方ないけれど、間違いなく彼はわたしの支えでした。



お礼を言いたかったのにタイミングが掴めないからと思って書いた手紙は、お財布のポケットに入ったまま4ヶ月が経ちました。

ほんとうに大好きでした。
4ヶ月お財布に入りっぱなしの手紙は、きっと今渡すと困らせてしまうだろうから。



ほんとは現在進行形なこの気持ちを、頑張って過去形にするので、どうか、わたしを救ってくれたその笑顔で、いつまでも笑っていてください。

その優しい笑顔で、お客さんだけじゃなくて、あなたの大切な人も笑顔にしてあげてください。
来年の就活も、その先の人生も、何もかも。ずっと応援しています。


わたしのいちばん辛かった夏を救ってくれて、ほんとうにありがとうございました。