愛は百薬の長

わんわんにのちゃんを愛でる @619O319

「untitled」最終章 大阪公演オーラスレポ

さて、ということで、お友達のお友達からのご縁がありまして
「untitled」ツアーファイナル参加してきました!!!!

今回のツアーはわたしの名義、母の名義、お友達の名義共々全滅で潔く諦めようと思っていたので、お譲りのお話を頂いたときはまさに神の手が差し伸べられたような感覚でした。連れていってくださったお友達とそのお友達には本当に感謝してもしきれません。この場を借りて深謝致します。



とまあ前置きはこのへんにして、早速レポという名の感想を述べていこうかと思います。

まず開演前はモニターに映し出されていた様々な大きさ、デザインの額縁のようなもの。開演時間が近づくにつれ、その額縁に写真が入っていくんですね。メンバーの顔だったり、東京タワーの写る夜景だったり……この額縁がすべて埋まると開演なんだろうなとソワソワしながら開演を待ちました。

照明が落ち、嵐コールの響くドーム。ドーム全体のソワソワした雰囲気がもう一段階照明が落ちて一気に歓声に変わって、モニターに浮かぶ"「untitled」 FINAL"の文字。歓声が一際強くなった、瞬間。

Can"t stop this feeling

の歌詞とメインステージに5人の姿。モニターに映し出された5人の表情はどれも自信と誇りに満ち溢れていて、ただ前だけを見詰める嵐がもうはちゃめちゃにかっこいい。コンサートをひとつの物語に例えるなら、その序章にぴったりの曲。


Green Lightのタイトル通り、前に前に歩みを進める嵐をこれでもかというほどに表現していて、メインステージに降り立った5人がステージ中央にゆっくりと集まるのを見て毎度のことだけど号泣するわたし。(コンサートが始まると毎回号泣するので母ももはや慣れた様子でハンカチを差し出してきました)

席的に5人の表情を肉眼で確認するのは難しかったので、Green Light丸々1曲号泣して切り替えてこ!と思っていたのですが、I'll be thereのイントロの湯切りシーン*1がWS等でも話題となった超巨大スクリーンに映ってまた号泣。

というかスクリーンの迫力がすごい。嵐が目の前(物理)で歌ってるううう!ってなります。毎回これにしてくれるなら喜んで寄付する。遠くの席でもこれなら余裕で表情が見えるだろうなって。それにしてもみんなイケメン……少女漫画クオリティでときめきがすごかった。

あの巨大スクリーンに抜かれる"Just one"のあいばちゃんさまの腰振りも勿論やばかったのだけど、"I'll be with you ... for you"の二宮くんの見下したような表情と指の角度、使い方がめちゃくちゃ色っぽくて、思わず「ずるいよぉ〜〜〜(号泣)」って叫んでました……やばいおたくとか言わないで、あっごめんなさいぃ……


ここから、風雲→Attack it!→Happinessの流れが嵐らしいブチあげ方でしぬほど好きなやつでした。風雲とAttack it!のオラオラした強気な曲調で会場のボルテージをMAXまで上げておいて、その熱気を落とさないまま、だけど少し落ち着いたHappinessに持っていくっていう。ほんとうちの末っ子すごいよ……深く考えていなかったけど、よく考えたら次の曲に向けて敢えてここで一度落ち着かせる必要があったのかもしれないとも今は思う。Attack it!のテンションのまま次いってたらたぶんわたしの気持ちが着いていかなくて死んでた。


Happinessの熱気を残した会場に響く、やさしいナレーション。5人の穏やかな声で紡がれる、あるひとりの旅人の物語。そして始まる、静かで、穏やかで、繊細で、やさしい、UBのイントロ。

二宮くんの「Litsen...」が会場を包み込んだ瞬間から、もう涙が止まらなくて、目の前で起こる、聴こえるすべての事象や音のひとつひとつが美しすぎてほんとうにただ泣くことしかできませんでした。UBはきっと二宮くんにとってもあいばくんにとっても、大切な曲で、もちろんわたしにとっても。なのでこれだけは別記事にさせてください。語りだしたら止まる自信がないので記事にしたらリンクか何かで追記します。しました↓↓↓

そんなUB後の翔潤ユニット曲Come Back。これがとにかく上がる。さっきまでのある種コンサートらしくない静寂を一気にコンサートに戻してくれる、煽りのプロたち。にのあいとは正反対なふたりのストリートっぽいユニット曲。翔潤不仲とか言ってるみんなはこれを見てくれ頼む……という気持ち。


そんな町でしょうさんと別れた潤くんが、お酒の入ったテンション高めなお兄ちゃんたちのいるお店に入るんだけど、音楽が流れ始めるとそのお兄ちゃんたちが息を呑むわけです。それが大野二宮松本の圧倒的なクオリティで繰り広げられる、夜の影。最初抜かれた白シャツを少しはだけさせた二宮くんの色気がすごくてくらくらした。あと大宮ちゃんが絡み合っていた……一言で表すなら、これも"美"っていう感じ。クオリティが高すぎるし顔面のレベルも高すぎる。息を呑んだお兄ちゃんたちの気持ちがめちゃくちゃわかる。わたしも息するの忘れてたもん……


夜の影の余韻がすごい中始まる謎の茶番。巨大スクリーンに映し出されるオタク三銃士のグループラインの画面、たぶんスクリーンのいちばん贅沢な使い方してたと思う。トトロやチワワ(©️櫻井翔)のラインスタンプ、渋谷ハチ公前で待ち合わせを取り決めた3人がチェックシャツイン、メガネ、リュックというTHE・オタクスタイルでまさかの登場、という現場でも問題作だった(褒めてる)バズりNIGHT。しかもそのあとJr.にオタ芸させてヤマンバギャルスタイルで再登場する大野櫻井相葉の強すぎる絵面……嵐のお兄ちゃんたちやばすぎる、さすがぶっ飛び方が尋常じゃない。しかも櫻井さんに至っては自ら乳首に穴開けてたからね……なんなん……


バズり終わり、「もう終わりでぇ〜す」とにやにやしながら出てくる末っ子ちゃん。かわいい。ヤマンバギャルズの髪の毛で遊ぶ潤ちゃん。末っ子らしくて愛しさが爆発しかけました……南無南無。ギャルズと共に捌けていくふたり。ん?あれ??待って??出てきた意味ある???あっもしかしてお兄ちゃんたちと遊びたかっただけ????ハァかわいい。ありがとうございます!!!!(大興奮)


そして再びナレーションをはさみ、つなぐに続きます。

偽りだらけの浮世でも この愛だけ信じていて

この歌詞を、アイドルという虚構の世界に生きているあらしがうたうのがほんっっっとうに美しくてだいすきで。2013年のLOVEの頃から思っていたのだけど、やっぱり壮大な愛をうたうのが嵐には似合いすぎているんですよね。信じて着いていくしかないじゃないですか……


ここから抱擁→お気に召すまま→Bittersweetの個人的激アツセトリがやばかった。抱擁のアダルティな感じももちろんだけど、それとは打って変わってお気に召すまま、Bittersweetで描かれる恋愛のきらめき。そのきらめきはアイドルとファンの関係性に少し似ていて、その世界を生き生きと楽しそうに生きるあらしがほんとうにキラキラ輝いて見えました。あの瞬間のあらしは、中でもいちばんアイドルしてたなあって。


GUTS!、Doorsはいつもの嵐らしくて安心。GUTS!がこんなに長く愛される曲になってくれて二宮担としてはとっても嬉しかったです。みんなで踊れて楽しいしね!

そしてSugar。コンサートに行けなかった二宮担はぜひDVDになったときSugarに注目してほしい……!!!Sugarの自担、割と本気でやばいので。サビ終わりの「〜〜Sugar」で毎回ピンで抜かれてたにのみやくん、指の使い方、表情、何をとってもお砂糖煮詰めたみたいなあまさでSugar中500回はとろけた。わたしが。あの顔されたら脳がとろける、殺人級のあまさでした。


NOW or NEVERはPVそのままの世界だったし、Prayはナレーションも相まってしぬほど切なくて心の奥がしめつけられるみたいだったけど、そんなPrayのあとの光の演出がちょうエモかったので聞いてほしい。

Prayで大切なひとを失って、光や色彩を失ったモノクロの世界で生きる主人公の世界に差し込む一筋の希望がこの光という曲だったんだなって思います。この曲を聴いた主人公は、まだ完全に気持ちを切り替えられたわけじゃないけれど、少しずつ前を向けるようになるんだなって。

恐れずに 顔上げて 闇の先 目を凝らせば
微かなあの 灯火が 僕らを導いている

二宮くんのそっと背中を押すようなやさしい声と、慰めてくれるようなメロディーが心にそっと染みていくような、そんなイメージ。

そしてサビで5人が「煌めく Light」と歌うたび、それまで道筋を示すだけだった一筋の光(メンステの照明)がぱあっと明るくなって、まるで外に繋がる扉を開いたみたいにドームをやさしく照らしていくんです。その光がわたしたちファンを照らすと、それまで光を失っていたペンライトにも光が灯ってひとりひとりに希望が灯っていく。考えたなあと、松本潤の偉大さを改めて知りました。ペンライト高いとか言ってごめん。


光を取り戻したドームに響く、君のために僕がいる、PIKA★★NCHI DOUBLE、ハダシの未来、Believe、Monsterという様々な希望のあり方を表した楽曲。

そして物語も最終章にさしかかり、5人が思い出すのは19年前の光景。ハワイでクルーザーに乗って会見をした、20歳にもなっていない頃の自分たち。懐かしむように、だけど笑い合うようにうたわれる、嵐の原点であるデビュー曲。大サビを、嵐という物語の登場人物であるわたしたちファンも巻き込んでうたう嵐。曲の最後は5人でしめくくって、幕を降ろした本編。5人の顔はとても優しくて晴れやかで、誇れるもので、この人たちに着いきてよかったと心から思いました。

ずいぶんと長く歩いてきた。
決して真っ直ぐな道ではなかったけれど。
振り返ると様々な景色が浮かんでくる。

光り輝き色褪せない記憶、
そのどれもが愛おしく感じる。

この先にはどんな道が続いているのだろう。

まだ見えない未来。
どんな出会い、どんな別れがあるかわからないけれど、思いのままに歩いていこう。

まだ旅は続いている。

19年、歩き続けたあらしがこのコンサートで初めて、ここで一度立ち止まるんです。自分たちの歩いてきた道を振り返り、愛おしむ。これまでただ前だけを見て、前に進み続けてきたあらしが。このナレーションは5人が並んで、手を繋いで、「色んなことがあったね」「この先どうなるんだろうね」「さあ、行こうか」なんて言葉を交わすみたいに、わたしには聞こえました。

ー ありがとう 君といた全ての奇蹟に ー

ー 同じ景色を同じ想いを 抱きながら歩いてきた ー

ー いつの日も 僕ららしく Get started ー

19年、あらしを中から見守り続けてきた、5人がバラバラになりかけたときは静かにメンバーを叱った、優しくて、柔らかくて、だけど世界一頼もしい最年長が歌い上げる感謝のことば。


曲調は一転、弾むようなピアノの音がこぼれるステージに現れる20年来の幼馴染のふたり。ひとりは歌も踊りもできないからと、デビューできないと思っていた。そしてもうひとりは、そんな幼馴染に助けられる形でデビューに至った。そんなふたりがうたう、デビュー当時の5人の姿。

聞きなれないネーミング 突然乗り込んだCruiser
まるでミステリー 展開の読めない期待とスリル

何はなくとも 僕らの前には Love & Music
君と夢を乗せて

キラキラした夢を乗せた、嵐という船が大海原に漕ぎ出したあのきらめきを丁寧に歌い上げる、シンメとして色んな舞台に立ち共に同じグループとしてデビューした運命力のありすぎるにのあいに「続編はこれから」なんて言われたら、わくわくするしかないでしょう?!?!


そして物語の10年後を、あらしの起爆剤であるふたりが語ります。

見上げる無数のバルーンが
都会の夜空を翔けてゆく

新しいページを開いてゆこう
動き出した夢の、もっともっと先へと

まだまだ物語の途中さ Yes

この曲の演出のずるいところは、その歌詞に応じた場面の写真が巨大スクリーンに歌詞と共に映し出されるところなのですが、このフレーズの後ろには10周年の記念コンサート@国立競技場で放たれたバルーンが文字通り都会の夜空を翔けてゆく様子が映し出されます。

こんなにもすごいことを、素晴らしい景色を見せてくれるにも関わらず「新しいページを開いてゆこう」「まだまだ物語の途中さ」と、その先の未来を見せてくれようとするあらし。「動き出した夢の、もっともっと先へと」手を引いてくれるひとたち。


それから時間は過ぎ、バルーンが空を翔けたあの日から5年後の未来を、5人が誇らしそうに、大切に歌います。

そして、もう一度 降り立ったこの楽園で
思い出したよ 僕らに刻まれた
ただひとつ変わらない 大事な合言葉

忘れない いつも"You are my soul"
届けたい ずっと"You are my soul"

さっき、19年前を思い出し歌った、原点であるデビューのフレーズを、あのころとはまた違った表情で、違った感情で大切に大切にひとりひとりに届けるように歌われて、泣かないひとはいないでしょ……ずるい………(号泣しながら)

物語はここで一旦終わりを迎えます。だけど5人は続けます。

新しいNovelの 真っ白なページに
どんな希望を どんな自由を
僕らは 書き記してゆくのだろう
Ah 限りない時間の向こうへ
連れてゆくよ This song for you

このお話は一旦終わるけれど、新しいNovelがあらしの手元にはあって、続編を記す気満々なんですよね。この先の未来、どうなるかなんて誰もわからないけれど、この歌を聴いてくれたひとを限りない時間の向こうに連れていく自信があるんですよね。


ですが、日本最高峰のエンターテインメントと言われる嵐のコンサートはこんなところじゃ終わりません。あらしはもう、新しい本の真っ白なページに、既にその続編を書き進めているんですね。それが、次に披露された「未完」。あらしの物語はまさに未完だし、たぶんこのひとたち、物語を完成させる気なんてまだまだなくて、その自信に満ち溢れた表情にしぬほどぞくぞくした。もう完敗ですよ、乾杯。



…………乾杯??カンパーーーーーイ!!!!!
ということで雑な繋ぎで申し訳ないけど、アンコールのカンパイ・ソングの話もさせてほしくてこうなりました。芸歴19年のトップアイドルが「お酒おいしい!」「明日もあるけど呑みたい!」「お酒は百薬の長だよね!」なんて曲を歌うとは思わないでしょ?!?!嵐は歌っちゃうんだよね!!!!なんならペンライト制御できるのをいいことに、ビールの黄金色にしちゃうんだよね〜〜〜!!4万5千人の「カンパーーイ!!」の大合唱、ほんっっっとに嵐らしい終わりで楽しかったの一言に尽きる……!!

「バイバーーーーイ!」「じゃーーねーーー!」って明るく楽しく、明日も明後日も会えることを約束された、大人も子供も嵐もファンも関係ない、友達みたいな別れ際。わたしのいちばんすきなあらしだったと思います。

これが終わったら、嵐もわたしたちも日常に戻るのだけど、年に1回こうやってみんなで呑んだくれて騒いでまた「じゃーーねーー!」って別れて、そんな時間がこれからも続いていくんだなあって。ちょっぴりの寂しさと沢山の希望の残るコンサートでした。

また次の冬もこのひとたちとバカ騒ぎできますように!頼んだよわたしの名義!!

*1:5人でスタイリッシュ湯切りしてるところがあるので気になったら検索してください