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愛は百薬の長

その丸まった背中が好きよ

2年半振りに嵐に会ったわけですが

それがもう3ヶ月も前なんて信じられないですよね〜〜〜って話です。

今から約3ヶ月前の5月7日土曜日。
ARASHI "Japonism Show" in ARENA 広島公演
に参加してきました。レポ書く書く詐欺してたのですが、今更3ヶ月も前の記憶を手繰り寄せるよりも印象に残った場面を記したほうが良い気がしてきたのでそうします。レポというより感想なのでレポが見たいんや!!という方はブラウザバックしてね。



嵐のコンサートに参加したのは実に2年半ぶり3回目、LOVE以来だったのでコンサートに参加する感覚というか、モチベーションというか、そういうのが思い出せなくて、前日まで「うわ〜〜わたしどうしてたっけ?」なんて沢山の期待とちょっとの不安を抱えて過ごしていたわけだけども。いざ会場に向かうと思い出すんですよね。その場にいるみんなが同じものに向かってワクワクしてる、ふわふわ浮いてるみたいな感覚。会場に着いたときの感想は「そうそうこれこれ!これだよ〜〜」でした。

私情を挟むようで申し訳ないですが、今回広島公演の会場になった広島グリーンアリーナもとい県立総合体育館はわたしたち広島県民と切っても切れない関係にあります。街のド真ん中にあるし、旧市民球場とめちゃくちゃ近いし、なんならわたしはほぼ毎日通学に使うバスの中からそれを見ているわけでして。前日だってそこから徒歩5分の距離にあるカフェでバイトしてました。だから、グリーンアリーナって良くも悪くも本当に普通の場所で、まさかこの普通の場所があの日特別な場所になるなんて思ってもなくて、なんだか不思議な感覚。


とまあ、前置きはこのくらいにしておいて、本編に入ることにします。

まず、開演前の嵐コール。会場が小さいとあんなにも揃うものなんだと初めて知って、9年前に嵐がここにいたその瞬間に居合わせられなかったことにちょっと切なくなっていたら会場の照明が落ちて、ペンライトがふっと消えて、黄色い歓声が上がって、ああ、始まるんだと実感して。メインステージに5人の影が浮かんだ瞬間、いつもなら泣いてしまうのに何故か涙なんて落ちなかった。

会えない時間は君のことを
考えてたんだ いつだってそう

アリーナツアー、1曲目はこの曲しかないと思ってました。潤くんと二宮くんの声が響いて会場が息を呑んだような、彼らの紡ぐ一言一言を噛み締めるような。聴き入るって正にこういうことを言うんだろうな、っていう空気になったのを今でも覚えてる。いつかのコンサートで二宮くんが「ライブはどこにでもいるような普通の自分たちが神格化する瞬間だ(意訳)」と言っていたように、あの瞬間わたしたちの目の前にいたのは間違いなく「神格化」した5人だったと思う。

大サビでやっと5つの影に照明が当たって、5人の顔が肉眼で見えたときに改めてアリーナの近さを思い知って、冒頭でこぼれなかった涙がぼろぼろと溢れてしまいました。最初にただいまを聴いたとき、歌詞にある「おかえり」の部分を、9年前を知らないわたしが歌っても良いのだろうか、おかえり、なんてそんなこと言えるような立場なのだろうかと躊躇っていたけど、嵐は確かに広島に帰って来てくれていた。心からおかえりって歌えたと思う。泣きながらだけど。

思い出した 声の温もりに
振り返れば 息をするように
花は咲いた 夜明け前 空は急いだ

4曲目にアルバムからSakuraを持ってくるあたり、嵐らしいなと思った。この曲は歌詞もダンスも綺麗で、それでいて日本らしさを忘れていないからアルバムの1曲目に選ばれていたときも納得だったし、パフォーマンスも曲と相まって更に綺麗で目を奪われました。「美しい」って言葉はこのためにあるんじゃないかと思わされるくらい。ここからJaponsequeに繋がるんだけど、Japonsequeの和傘を使ったパフォーマンスはアリーナの近さだからこそあんなに綺麗に出来たんじゃないかと思います。かっこいいとか可愛いとかじゃなくて綺麗って素直に思えたのが新鮮でした。ショーという形で魅せることに特化したコンサートの真髄を見た気がする。


二宮くんのタップ→イン・ザ・ルームはただただ色気が凄かった。ステージの上の二宮くんにだけ照明が当たって、静まり返った会場に彼の刻むタップの音だけが響いて、みんながそこに注目して、息を呑んで歓声を上げて。まさに魅せるタップに進化していたので沢山練習したんだろうなと思ったけれど、歓声が上がる度にどうだと言わんばかりのお得意のドヤ顔を披露する二宮くんが愛おしくてたまらなかったです。しかもここから艶やかな声で「ルージュ」なんて響かせるもんだからこの人はずるい。かっこいいのわかっててやってるからね。二宮くんに限らずイン・ザ・ルームは嵐が強かにギラギラしてて、大人の色気が溢れ出してました。こういう普段とのギャップも嵐の良さだと思う。


翔さんのスネアドラムパフォーマンスも圧巻でした。二宮くんのタップは、1人でまさにソロだったけど翔さんドラムは沢山のジュニアを従えてのパフォーマンスで、わたしは確かにそこに帝王櫻井翔を見た。このあとこのジュニアを従える仕様は変更になったみたいで少し残念だけど、WSで1人でドラム叩いてる翔さんもかっこよかったです。この人の何がすごいかって、時間ないのにこんな難しそうなの練習して完璧にやってのけるところですよね。わたしは翔さんのそういうところが本当に好きだったし今でも好きです。


MC明けのEverybody前進。9年前のTimeを意識した選曲だったのかなあ。間奏踊ってるの初めて生で見たけど、9年前に同じ場所でこの曲を見ていた人にとってすっごく特別な時間だったと思う。最近嵐のベクトルがファンじゃなくて世間に向いていると言う人も中にはいるけど、全然そんなことはないしあの人たちの大切なところは何も変わってないんだって、智くんが間奏前に「間奏踊るぞー!」って言って翔さんが「間奏短い(笑)」って踊り終わったときに感じました。そんなふうに、神格化した5人が不意に普通の仲良し5人組に変わる瞬間がとても微笑ましくて好きです。


潤くんのDJタイムは何とも"魅せる"ことに重きを置いた彼らしい時間だったように思います。音と演出を映像として視覚的に魅せる。決して短くはない9年という歳月を遡るようにして組まれたDJのセットリストに合わせて目まぐるしく変わる映像をタブレットみたいな装置に映し出す我らがMJ。いつものことだけど、この人何やってもめちゃくちゃ様になっててかっこいいんだよ。嵐のコンサート隊長松本潤とこの9年をプレイバックしているような感覚が、ちょっとくすぐったかったです。(誰)


そしてDisco Starから始まった怒涛のソロメドレー。仮にもJaponismと銘打ったこのアリーナツアーでJaponismに収録されていないソロ曲を披露するという選択はきっとそれこそ"Show"だからこそ"魅せる"ことを注視したからこそ出来たことだと思うわけで。様式的にはアラフェスと近い魅せ方だったのかもな〜〜。ソロの選曲もそれと似たようなものだったし、ファンを意識していたのは確か。今回のアリーナツアーはドームツアーの延長という位置付けでテーマとして「原点回帰」という面を持ちながら、ファンに対して近い距離で「ただいま」と「ありがとう」を伝える面も持ち合わせていたと思う。きっとこの人気曲を集めたソロメドレーはその一環だったのかなあ。


ソロメドレーのトリであるT.A.B.O.Oのあと、しっとりと三日月の前奏が流れたときは正直ちょっと驚きました。この流れで三日月くるか、と。照明が落ちて、冒頭のただいまのときみたいに嵐だけが光って浮かび上がっているステージ。みんな同じ白いベールみたいな衣装でまた「神格化」したんだなあって素直に思いました。わたしの語彙力じゃ伝えきれないくらい綺麗で、切なくて、幻想的だったから早く映像化してください。この曲を切なそうな顔で泣きそうな声に乗せて歌う相葉くんがとても綺麗だった。

そしてマスカレード。わたしが一番楽しみにしていた、まさに待ち焦がれていた曲だったのもあって前奏が流れた瞬間冗談抜きに鳥肌が立ちました。さっきまで纏っていたベールを取り去ったマスカレードの衣装に身を包んだ5人がギラギラと光り始めたとき、何故かとても人間味を感じた。なんかもう、三日月との対比がすごかった気がします。上手く伝えられないけれど、三日月が「神」として触れられない、触れたら消えそうな儚くも美しい存在だとしたら、マスカレードはまさに「人間」という感じ。5人の纏う衣装と会場に飛び交うレーザー光が眩しくて、あの狭いアリーナのステージ上で、それを今まさに目撃している全員に「俺たちはここにいる」と主張しているような、そんなステージでした。

そしてBolero!へと続くわけです。Bolero!ははっきり言ってもう相葉くんのパフォーマンスしか記憶にない、それほどのパフォーマンスを彼は魅せてくれました。だって天井から垂らされた成人男性ひとりを吊るすにはあまりにも頼りないロープに登って、勿論命綱はあるものの、ぐるぐる回り始めるんだよ、光りながら。わたしのいた席から一番近いメンバーは潤くんで、相葉コールを始めたのも彼だったけれど相葉くんを映す目には微かに心配の色も宿っていたんじゃないかな。相葉、相葉、とコールしながらどこか祈るような。

相葉雅紀という人は頑張りすぎるからいつも心配になる。ファンのためなら、みんなのためなら、嵐のためなら、と無理に無理してしまう人だから、それをわかってるから。目の前で繰り広げられるパフォーマンスに素直に心を奪われながら、沢山練習したんだろうなとか、落ちたりしないよねとか、見てるこっちもハラハラするような、だけどエンターテインメントの一言じゃ片付けられないようなものでした。

そして智くんのマスクパフォーマンス。改めて、大野智って何でも器用にこなす超人なんだと思わされました。コンサートに行くと必ず「智くんってほんとすごい」と幾度となく思わされるんだけど、今まで以上にそう強く感じたのは、彼がそれぞれ趣向を凝らしたソロパフォーマンスのトリを務めたからであり、やっぱりそこでも持ち前の器用さと要領の良さを発揮してわたしたちに魅せてくれたからなんでしょう。動作のひとつひとつが綺麗で、なめらかで、彼だけ違う次元に生きてるんじゃないかと思った。やっぱり嵐のリーダーはすごい人でした。


アンコール前、本編最後の曲は僕らがつないでいく。
2サビ番終わりに二宮くんの目をズームして、瞳に吸い込まれるような映像が流れたのが本当に印象に残ってます。綺麗だったなあ。

あの日が伝える今日を つなぐ果てしない道
知らない時代(ばしょ)でそっと
誰かが 背中を支えてる

"道"がテーマのこの曲は嵐らしいわたしたちファンに向けての曲であり、ドームツアーを含めJaponismのツアーで掲げていたテーマ「原点回帰」への彼らなりの答えだったんだと、この曲をその場で聴いた今だから思えるのかな。彼らの言う"道"は「嵐が歩いてきた道」であり「これから歩いていく道」でもあり「ジャニーズ事務所の先輩方が創ってくれた道」。

時代が巡り 時間が流れて
違う明日を 追いかけても
きっと いつか この道に戻るよ
僕ら ずっとひとつ We're walking on the road
“僕らがつないでいく” 同じ道を…

この曲はそんな"同じ道"を5人とファンで歩く決意と、どれだけ違う未来を目指したとしても必ずこの道=5人で歩く道に戻ると、嵐の在り方を改めてわたしたちに示してくれた曲だと思うんです。生で聴いたときはめちゃくちゃ感動した。この人たちはこんなに大きくなったのにずっとファンのことばっかり考えてるんだから、ってオカンみたいな気持ちにもなりました。

16年目に嵐が出した「原点回帰」への答えはやっぱり「5人でいること」と「ファンといること」で、それはデビュー当時からずっと変わらずそこにあるもので。本当に良い意味で何も変わらないグループだなって思った、そんなアリーナ公演でした。


アンコールも勿論あったけど、わたしが感想として書きたかったのはこれだけなのでここで止めます。レポとも言えないような感想書き殴り記事見てくれてありがとうございました!おわり!